
浄土真宗はお仏壇で初盆を迎えます
浄土真宗本願寺派(西)、真宗大谷派(東)はお仏壇で初盆を迎えます。教義上は先祖の霊が帰ってくるという考えはないため、精霊棚や盆祭壇を用意する必要はありません。
ただし、地域によってはどの宗派であっても祭壇を用意することが慣例の場合もございます。地域の風習もございますので菩提寺のご住職様やご親族様、地元の提灯店にお尋ねの上ご準備ください。
浄土真宗は法名(戒名)を入れた盆提灯を飾らない
浄土真宗では法名を入れた提灯(いわゆる戒名提灯)は用意する必要はありません。盆提灯を飾る場合、お仏壇の両脇に「吊り提灯」と「置き提灯」、玄関に飾る「門提灯」、以上の3種類が基本となります。近年は住宅様式の変化やお仏壇のコンパクト化に伴い、モダンな提灯をお仏壇の左右どちらか1点でお飾りいただくことも増えています。
浄土真宗のお盆は普段通りでも構わない
前述したように「先祖の霊が帰ってくるという考え」はないため、浄土真宗本願寺派(西)、真宗大谷派(東)はお仏壇に普段通りの御供物をして初盆を迎えても構いません。
ただし、ご親族様の意見や地域の風習も考慮して、ある程度、提灯を飾ることが一般的となっております。お部屋のスペースに合わせて、少なくとも、置き提灯と玄関に飾る門提灯をご準備されるのがおすすめです。
故人を偲んで飾る
浄土真宗ならではのお盆のしきたりもございますが、やはり「故人を偲んで飾りたい」「提灯を送ってあげたい」と思うのは当然の気持ちです。
お盆の夜に灯る故人への想いが込められた盆提灯、あたたかく優しい明かりでお盆をお迎えいただければと存じます。
※上記は福岡県宗像市や福津市近辺の一般的なお盆飾りについてご参考用として掲載しております。お盆は地域性の高い行事ですので、菩提寺様やご親族様にご相談の上、ご準備いただければと存じます。
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